妄想鉄道研究所

二階建車両の車庫

 このページでは、筆者Panzerfalconが勝手に妄想した「二階建車両」の構成案を紹介しています。どっかで見たようなレイアウトの車両ばかりですが、そこはご容赦ありたく。
【更新履歴】
  • 2007.03.24…Type-A1(特急車1)を公開
  • 2007.03.27…Type-B1(2扉転換クロスシート車)を公開
  • 2007.03.30…Type-C(両開き2扉ボックスシート車)を公開
  • 2007.04.01…Type-D1(3扉ボックスシート車)を公開
  • 2007.04.14…Type-B2(両開き2扉転換クロスシート車)を公開
  • 2007.04.15…Type-D2(両開き3扉ボックスシート車)を公開
  • 2007.04.29…Type-A2(特急車2)を公開
  • 2009.10.18…先頭車の正面デザインを公開
  • 2013.04.27…Type-E1(両開き4扉ボックスシート車)を公開

1.Type-A1(特急車1)

二階建車両の車庫/top_of_tokkyu.gif
二階建車両の車庫/tokkyu.gif
Type-A1

二階建車両の車庫/hensei-tokkyu.gif
Type-A1の編成(8両で定員660名)

 これは、以前、「南西急行電鉄」の特急車のボツ案として紹介したものを改変したものです。回転リクライニングシートをピッチ900mmで並べています。JR東日本のE653系のように、シートの背ずりを薄くして圧迫感を軽減させることで狭いピッチでも快適性を損なわないようにした、という設定です。これでも飛行機のエコノミークラスよりは広いのですから、長距離の運転にならなければさして問題は無いでしょう。

 ただ、似たような室内構成なのに、JR東日本の二階建グリーン車はシートピッチ970mmを実現しているんですよね… JR東の場合はドア幅が700mmと狭かったり、客室両端のシートを狭苦しくしているという違いがあるためです。

 この車両では、ドアの幅を1000mmに拡大して乗降性を改善し、壁が目の前にくるシートでも足元スペースが狭くならないように配置しています。その代償としてピッチが900mmになってしまうわけです。

 編成構成はJR東日本215系のマネで、両端に2両ずつ電動車を連結したプッシュ・プル方式を採用しています。この方式は粘着性能に若干難があるそうなのですが、車種を少なくして設計コストを低減させるにはこのようにせざるを得ません。

 走行用機器類はMc1・M1・M2・Mc2車の車端に集中配置します。JR東日本E1系・E4系新幹線電車と同じ考え方です。

2.Type-A2(特急車2)

二階建車両の車庫/top_of_tokkyu.gif
二階建車両の車庫/tokkyu2.gif
Type-A1

二階建車両の車庫/hensei-tokkyu2.gif
Type-A2の編成(8両で定員780名)

 Type-A2は、Type-A1を1扉仕様にして座席定員を最大限確保するようにした車両です。一階席をドン詰り構成として各車両の二階同士を貫通路で結ぶ方式は、小田急20000形(RSE)のマネです。ただ、RSEやJR東海371系には一階席からホームに出られるような非常口が装備されているのに対し、Type-A2では省略しています。アレを設けて定員を減らすぐらいならType-A1を使ったほうがマシだからです。

 デッキと階段スペースが減ったことで先頭車であっても座席定員は96名とType-A1の72名に対して24名も増加します。8両編成での座席定員は120名増で780名となります。駅での乗降性を犠牲にすればここまで着席サービスを提供できる、という限界値でしょう。

 実装上の問題としては、Mc1車とM1車の限られた機器スペースで駆動機器を全て組み込めるのか? という点があります。が、まあ、なんとかなるでしょう。

 また、平屋部分がT2車にしか無く、車椅子の乗客が不便になります。これは結構厄介な点で、実際に導入するとなると、A1とA2を混結させざるを得ないかもしれません。

3.Type-B1(2扉転換クロスシート車)

二階建車両の車庫/top_of_box.gif
二階建車両の車庫/tenkan.gif
Type-B1

二階建車両の車庫/hensei-tenkan.gif
Type-Bの編成(8両で定員752名)

 JR東日本215系の二階建部分を転換クロス仕様としたタイプです。シートピッチは850mmで、京急2100形と同じく、乗客が転換することはできません。二階建構造であることもあって結構狭苦しく感じるでしょうが、端部のシートの固定化は避けたかったので致し方ありません。

 この車両は一応普通列車(特別料金不要列車)用なので、乗降性を良くするために階段は直線状にしています。そのため、1階部分では座席定員が4名分減っています。Type-A(というかJR東日本の二階建グリーン車)のような曲線階段にすればその4名分は救えるのですが…。このあたりはなかなか難しいところです。

4.Type-B2(両開き2扉転換クロスシート車)

二階建車両の車庫/top_of_box.gif
二階建車両の車庫/tenkan_ver2.gif
Type-B2

二階建車両の車庫/hensei-tenkan_ver2.gif
Type-B2の編成(8両で座席定員664名)

 Type-B2はB1を両開き扉にしたものです。乗降性を改善しているわけですから、車端部はそれに合わせてロングシート化しています。また、階下席への階段も1両に4箇所に増設して、乗客をなるべく階下席に誘導するようにしました。

 B2はB1に対して8両編成で88人分座席が少なくなります。ほぼ1両分ということであり、結構大きな数です。そのかわり、立席スペースは稼げるわけで、大都市圏で使う(例えばかつて215系で運用されていた東海道線の「快速アクティー」とか)にはこのあたりが現実的な解ではないかと思います。

5.Type-C(2扉ボックスシート車)

二階建車両の車庫/top_of_box.gif
二階建車両の車庫/box.gif
Type-C

二階建車両の車庫/hensei-box.gif
Type-Cの編成(8両で座席定員848名)

 Type-CのレイアウトはJR東日本215系そのまんまです(汗)。ただ、215系は先頭車の階下が機器スペースになっているのに対し、Type-CではType-A同様に車端部に機器スペースを求めて収容力を増しています。技術進歩により機器が小型化されたからできた…という設定です。

 ボックスシートのピッチは1500mmで、決して広くはありませんが、座席定員最大化のためには必要な仕様でしょう。T1車の場合で、Type-B1(転換クロスシート)の108名に対してType-Cは12名増の120名。8両編成で96名の差になり、これは結構大きな数字です。

 ただ、Type-Cはやはり現実の215系と同じく、朝ラッシュ時のライナー的運用でしか乗客の支持を得られないと思われます。

6.Type-D1(3扉ボックスシート車)

二階建車両の車庫/top_of_box.gif
二階建車両の車庫/3door-tc.gif
Type-D1(3扉ボックスシート車)先頭車

 Type-D1はイロモノと言うべき二階建3扉仕様車です。先頭車はJR東日本215系と同じく階下席を潰して機器スペースに充てるレイアウトであり、これにより1両で電動車2両分の駆動機器を搭載しています。この方式は、実は車両が重すぎて軌道に与える悪影響が大きいという欠点があります。しかし、Type-Dは他のタイプのように車端部に機器スペースを求めることができないので、こうせざるを得ません。

二階建車両の車庫/3door.gif
Type-D1(3扉仕様)中間車

二階建車両の車庫/hensei-3door.gif
Type-D1の編成(8両で座席定員716名)

 中間車は、中央の扉からだけ階下席に行くことができる構造としました。両側の扉からも階下席に行けるようにすると、階段スペースが大きくなりすぎて収容力が落ちてしまうからです。

 階下席はボックスシートではなくロングシートにしました。これは、立席客を極力階下席に収容して重心を低くしたいからです。また、階下席はドン詰りの構造なので、クロスシートにすると強い圧迫感を感じるのではないか、ということで、ロング、というよりは、小さな待合室のようなイメージにしています。

 ただ、このようなコの字型のレイアウトは、乗客同士の視線が交錯して、別の意味での居心地の悪さを感じる恐れもあります。そこで、上に上がる階段の間に薄型のテレビを設けて、せめて閑散時間帯だけでも視線をテレビに集めたいところです。このようにして、不人気な階下席に乗客を誘導するわけです。

 Type-D1では、デッキから階上席に上がる階段の脇にも座席を設けています。図では固定クロスシートとしていますが、ラッシュ時の立席スペースを確保するためには跳ね上げ式の補助席としたほうがいいかもしれません。

7.Type-D2(両開き3扉ボックスシート車)

二階建車両の車庫/top_of_box.gif
二階建車両の車庫/3door-ver2-tc.gif
Type-D2(両開き3扉ボックスシート車)先頭車

二階建車両の車庫/3door-ver2.gif
Type-D2(両開き3扉ボックスシート車)中間車

二階建車両の車庫/hensei-3door-ver2.gif
Type-D2の編成(8両で座席定員564名)

 Type-D2はD1を両開き扉にしたもので、ドア付近の立席スペースを拡大した結果、座席定員は8両編成で712名から148名減って564名になってしまいます。ドア間のボックスが中間車1両あたり4つ減るのが大きいです(そのかわりボックスピッチは1500mmから拡大して1700mmになっています)。階下席も定員が若干減ります。

 パリ近郊の通勤電車にこのようなタイプの車両がありますが、やはり車体長が長く2階建部分が大きいから成り立つレイアウトなんですね…

8.Type-E1(両開き4扉ボックスシート車)

二階建車両の車庫/top_of_box.gif
二階建車両の車庫/4doors-tc.gif
Type-E1(両開き4扉ボックスシート車)先頭車

二階建車両の車庫/4doors.gif
Type-E1(両開き4扉ボックスシート車)中間車

二階建車両の車庫/hensei-4doors.gif
Type-E1の編成(8両で座席定員508名)

 Type-E1は4扉仕様車で、座席定員を極力確保するためピッチ1500mmのボックスシートで統一しています。そのおかげで編成での座席定員はType-D2より56名減に留まります。Type-C(2扉ボックスシート車)の848名に対しては4割減です。しかし、こんな変態車両では階下席は実用性がほとんど無いですね。


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