妄想鉄道研究所

上越スーパー特急/ダイヤ

1.上越高速線のダイヤ

WebDIA時刻表

(1)ダイヤの基本的な考え方

 上越高速線の列車は1時間に最大8往復運転される。

 上野駅の基本発車時刻を下表に示す。上野駅では、上越高速線専用ホームである13~16番線からそれぞれ30分ごとに列車が発車する。「あさま」は必ず「あさま」で、「はくたか」は必ず「はくたか」で折り返し、かつ、到着してから折り返して発車するまでの時間を15分以上確保することが大前提となっている。

 また、早朝・深夜と「はくたか」の一部を除いて尾久基地との間に回送列車は運転せず、営業列車は営業列車として折り返す。仕業検査や給水・汚物抜取等は東京側ではなく極力地方側で行い、人件費や水道代を節約している。

列車名 行先 備考 発車番線
0 あさま 長野 14番線
10 とき or いなほ 新潟 or (酒田 or 秋田) 速達タイプ 15番線
15 あかぎ 前橋 16番線
25 はくたか 金沢 速達タイプ:運転されない時間帯がある 13番線
30 あさま 長野 14番線
40 とき 新潟 通常タイプ 15番線
45 あがつま or たにがわ 長野原草津口 or 水上 16番線
55 はくたか 金沢 通常タイプ 13番線

 上中里~大宮間は東北貨物線を湘南新宿ラインと共用している。日中時間帯は、上野駅の発車時分で言えば05・20・35・50分の枠に湘南新宿ラインの列車が割り込む形になり、すでに一時間に12本の運転であるから輸送力の限界に来ていると言える。さらに、湘南新宿ラインは需要が伸びて運転本数の不足が問題化しており、東北貨物線の線路容量の増強(具体的には閉塞割の細分化)が検討されている。

 大宮~土呂間も、新大宮基地に出入りする在来線の回送列車と線路を共用する関係で列車密度は濃い(上越高速線の列車は新大宮基地は使用しない)。

 土呂以北の高速線区間では、基本的に営業列車同士の追い抜きはせず、平行ダイヤとなっている。配線的に追い抜きが可能なのは高崎・越後湯沢・長岡のみである。熊谷駅に停車する「あかぎ・あがつま・たにがわ」系統の列車が入ると、熊谷における減速・停車・加速に要する時間がロスになって線路容量を食いつぶすのが頭の痛いところとなっている。

(2)新後閑信号場~越後湯沢間を通過する貨物列車のダイヤ

 上越高速線は、上越線水上~越後湯沢間の廃止の代替措置として、新後閑信号場~越後湯沢間に限って在来線の貨物列車を通すことができるようになっている。そのダイヤは下図のように、「とき(速達型)」(あるいは「いなほ」)と「とき(通常形)」の列車間合に設定されている。

 新後閑信号場~越後湯沢間は32kmあり、下り列車の所要時間は30分、上り列車の所要時間は24分となっている。下り列車の方が6分長いのは、新後閑信号場と越後湯沢駅で上下わたり線を通らなければならないことと、越後湯沢駅において、上り貨物列車が出てからしばらく時間を空けて下り貨物列車を到着させねばならないことによる。同駅間の平均速度は上り列車で80km/hであり、最高速度が95km/h以上の貨車であれば運転が可能である。

 この貨物列車用のスジは11往復分が存在する。ただし、パターン的に「はくたか(速達型)」と重なっているので、多客期に増発されるとその分だけ貨物スジが減少することになる。

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新後閑信号場~越後湯沢間の貨物列車のダイヤ

(3)電気・軌道総合試験車のダイヤ

 上越高速線の地上設備の品質は新幹線と同レベルに維持すべきものとされ、電気・軌道総合試験車も他の新幹線と同様に3回/月の走行が必要になる。上越高速線用の電気・軌道総合試験車はEast-i-Kと呼ばれ、6両1編成が前橋車両センター(駒形基地)に配置されている。East-i-Kの走行日は概ね火曜日で、年間で36回の走行となるように調整される。

 そのダイヤを下図に示す。1日で高速線全線を走り切り、かつ、高崎駅と越後湯沢駅については全ての番線を通過するように設定されていることがわかる。

 なお、East-i-Kは在来線と共用しており、高速線を走らない日は首都圏・甲信越地区を中心に在来線の検測を行っている。

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East-i-Kの検測ダイヤ

2.車両運用

(1)「あさま」編成の運用

 「あさま」用の2000系タイプAは14編成あり、通常は13本使用される。「あさま」のダイヤで特徴的なのは、長野駅で折り返しせず必ず長野基地(長野総合車両センター)に出入りすることだが、これは、長野駅への到着を1番線、長野駅からの発車を7番線に固定しているためである(長野駅は6番・7番線のホームを特急専用に指定している。6番線は「しなの」用)。

 「あさま」編成は早朝の「あかぎ754号」、深夜の「あかぎ757号」にも間合使用されている。

 軽井沢に滞泊する編成は軽井沢駅の3番線にそのまま居座るが、夜間に地上設備の保守作業がある場合は駅の西側で入換をして他の番線に移される。

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「あさま」編成の運用図表

(2)「とき」編成の運用

 「とき」編成(2000系のタイプA)は17本あり、通常は16本使用される。「いなほ」系統にも運用され、所属基地である新潟車両センター以外に滞泊する編成が多い。

 間合使用列車は早朝の「あかぎ756号」と深夜の「あかぎ755号」がある。

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「とき・いなほ」編成の運用図表

(3)「はくたか」編成の運用

 「はくたか」編成はJR西日本 金沢総合車両所所属の2000系タイプCが17本あり、通常は16本使用される。多客期にはこの16本の運用を組み替え、車両基地における仕立て整備を夜間にも行うことで3往復が増発される。

 間合使用は、早朝の「あかぎ752・758号」と夜間の「あかぎ751・753号」の2往復。

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「はくたか」編成の運用図表

(4)「あかぎ」編成の運用

 「あかぎ」編成は「あかぎ・あがつま・たにがわ」の3系統に共通で使用される。前橋車両センター(通称駒形基地)所属の2000系タイプBが12編成あり、通常は11編成が使用される。「あがつま」「たにがわ」で上野に到着した編成は「あかぎ」として折り返すようにして(またはその逆パターン)、基地から出たまま何日も帰ってこない…という事態を防止している。

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「あかぎ」編成の運用図表

(5)「ほくえつ」編成の運用

 「ほくえつ」編成は新潟車両センターの1000系6両編成で運用される。6本存在し、通常は5本が使用される。

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「ほくえつ」編成の運用図表

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